
自由に働きたいけど、地方だと案件が少なくて単価も下がるのか心配

結局、稼ぐためには東京に住み続けるしかないのかな
地方移住を検討している、あるいはすでに地方で活動しているITフリーランスにとって、居住地による「案件数」と「単価」の格差は非常に切実な悩みです。
確かに、日本のIT企業の多くは依然として首都圏に集中しており、エージェントが扱う案件も東京・神奈川が中心であるという現実は否定できません。
しかし、近年の働き方の変化により、エージェントを賢く選択・活用することで、地方にいながら都市部と同等、あるいはそれ以上の好条件で働くことは十分に可能になっています。
本記事では、ソース資料の客観的なデータを基に、地方在住ITフリーランスが直面する「壁」を打破し、フルリモート案件を効率的に獲得するための具体的な戦略を解説します。
また、地方在住者が本当に登録すべき、物理的拠点やリモート対応力に優れたエージェントを厳選して紹介します。
この記事を読めば、居住地を言い訳にせず、自身の市場価値を最大限に報酬へ反映させるための道筋が明確になるはずです。
地方在住ITフリーランスを取り巻く現状と2つの壁

地方での活動を志す際、まず直面するのが物理的な距離に起因する構造的な課題です。
これらを正しく言語化し、理解しておくことが、後の案件獲得戦略を立てる上での前提となります。
【壁1】案件の絶対数不足(東京一極集中の現実)
IT関連案件の多くが首都圏、特に東京都に集中している事実は、データからも明らかです。
大手IT企業や成長著しいスタートアップの多くが東京に本社を構えており、最先端の技術を駆使するプロジェクトや大規模なシステム開発の機会は、必然的に都市部に集まります。
地方都市においても、県庁所在地などを中心に一定の需要は存在しますが、東京と比較するとその母数は圧倒的に少なくなります。
案件の選択肢が少ないことは、フリーランスにとって「自分に合った技術スタックを選べない」「一つの案件が終わった後の空白期間(待機期間)が生じやすい」というリスクに直結します。
この絶対的なボリュームの差をどう埋めるかが、地方フリーランスが最初に乗り越えるべきハードルです。
【壁2】「地元の直請け案件」は低単価になりがち
地方在住者が地元のクライアントから直接案件を受注しようとする場合、そこには「単価の買い叩き」というリスクが潜んでいます。
地方の一般企業は、IT投資に対する予算が都市部の大手企業ほど潤沢ではないケースが多く、プロジェクト全体の予算が低く抑えられがちです。
また、発注側がITスキルの適正な相場を把握していない場合、「地元の相場」という曖昧な基準で単価を決められ、結果としてエンジニアの技術力が過小評価されることも少なくありません。
このように、商流が浅い直請けであっても、地方案件のみに固執することは、フリーランスとしての収益性を著しく低下させる要因となり得ます。
地方在住者が「東京水準の高単価」で案件を獲得する3つの戦略

居住地の不利を克服し、地方にいながら東京水準の報酬を得るためには、従来の「近場での仕事探し」から脱却した、戦略的なアプローチが求められます。
戦略1:「フルリモート(完全在宅)」前提の東京案件を狙う
地方在住者が収益を最大化するための最も有効な手段は、東京の資本力がある企業の案件を「フルリモート」で受けることです。
コロナ禍以降、IT業界ではフルリモートワークが文化として定着しました。
エージェントが保有する案件の中には、リモート比率が70%〜80%を超えるものも多く存在します。
フルリモート案件の最大のメリットは、居住地に関係なく、東京の高単価な報酬体系をそのまま享受できる点にあります。
家賃などの固定費が安く抑えられる地方にいながら、都市部水準の報酬を得ることで、実質的な可処分所得を大幅に向上させることが可能になります。
戦略2:週1〜2日の「ハイブリッド型(一部出社)」も視野に入れる
完全なフルリモートだけに限定せず、月1〜2回、あるいは週1日程度の「一部出社」が許容できると、案件の選択肢は一気に広がります。
新幹線や飛行機を利用して東京の本社に出社する「ハイブリッド型」の働き方は、クライアント側の「対面でのコミュニケーションも大切にしたい」というニーズに応えることができます。
交通費については、クライアント側が一定額まで負担してくれるケースもあります。
このスタイルを選択肢に入れることで、フルリモート限定では出会えない、より重要度の高いプロジェクトやリーダー職に近いポジションでの案件獲得が可能になります。
物理的な移動を「投資」と捉えることで、案件獲得の難易度を劇的に下げることができます。
戦略3:地方特化型エージェントと全国対応エージェントの「併用」
地方在住者は、自身の拠点とする地域に強い「地方特化型」と、リモート案件を大量に抱える「全国対応型」のエージェントを必ず併用すべきです。
地方特化型(または地方に物理的な拠点を持つエージェント)は、地元の優良大手企業や、信頼関係に基づいた非公開案件を保有している強みがあります。
一方で、全国対応型のエージェントは、都市部の先端技術案件やフルリモート案件の母数が多いため、条件に妥協しない案件探しが可能です。
これらを併用し、両方のルートから網羅的に案件情報を引っ張ってくることが、途切れない稼働を実現するための鉄則です。
【厳選】地方在住フリーランスが必ず登録すべきエージェント4選

地方での活動を支えるパートナーとして、物理的な拠点の充実度、フルリモート案件の保有数、報酬の透明性を基準に厳選した4社を紹介します。
1. PE-BANK:全国13拠点の網羅性と報酬の透明性

PE-BANKは1989年設立の老舗であり、北海道から九州まで全国13都市に物理的な拠点を展開している、地方在住者への浸透度が最も高いエージェントです。
地方在住者のメリット
最大の特徴は、エンジニアとエージェントが共同で仕事を受ける「共同受注」による、報酬(マージン)の完全公開です。
分配率は初回85%からスタートし、継続年数に応じて最大92%まで上昇するため、地方にいながら「不透明な手数料」を抜かれる不安がありません。
サポート体制
札幌、仙台、広島、福岡などの主要都市に窓口があり、地域密着型の大手企業案件も豊富に保有しています。
また、確定申告の無料相談や健康診断補助など、正社員並みの福利厚生を全国どこでも受けられる点も、地方フリーランスにとって大きな安心材料となります。
こちらで詳しく紹介しています
2. IT求人ナビ フリーランス:主要7拠点の対面サポートと高単価

IT求人ナビ フリーランスは、全国7拠点(札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡)を展開し、地方都市での案件獲得に非常に強いエージェントです。
地方在住者のメリット
地方にいながら大都市圏のリモート案件を獲得するための「橋渡し」として高く評価されています。
エンド直契約が多いため中間マージンが抑えられており、平均報酬単価は60万円前後と、地方の賃金水準を大きく超えることが可能です。
独自支援
20代の未経験者向けに、最大3ヶ月の実務研修付き就職支援を地方拠点で行っている点もユニークであり、地方からITキャリアをスタートさせたい層にも適した選択肢となります。
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3. クラウドテック:リモート比率約70%の圧倒的な柔軟性

運営母体がクラウドワークスである強みを活かし、リモート案件比率が極めて高い(約70%)のがクラウドテックの最大の特徴です。
地方在住者のメリット
東京、大阪、福岡に拠点を持ちつつも、実質的には日本全国どこに住んでいても参画できる案件を豊富に揃えています。
特に「週2〜3日」といった柔軟な稼働案件が探しやすく、地方での副業や複数案件の掛け持ち、自分らしいライフスタイルの維持に最適です。
資金面と福利厚生
支払いサイトは15日と業界最短クラスであり、キャッシュフローの安定に寄与します。
全国で利用可能な福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」や、税金相談などのサポートも完備されています。
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4. レバテックフリーランス:業界最大級の案件数と地方拠点

業界最大手のレバテックフリーランスは、圧倒的な規模感と名古屋、大阪、福岡への拠点展開により、地方在住者の高単価キャリアを強力に支援します。
地方在住者のメリット
常時4,000件以上の案件を保有し、利用者の平均年収は862万円と非常に高い実績を誇ります。フルリモート案件も5,000件以上(2021年時点)と豊富で、上京せずにモダンなWeb系プロジェクトに参画できるチャンスを提供しています。
専門性
職種ごとに専門のアドバイザーが在籍しており、地方特有の市場感に合わせた的確な案件提案を受けられます。
支払いサイトも15日と迅速で、確実な収益と成長を求める地方経験者にとって外せない選択肢です。
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【比較表】地方フリーランス向けエージェントの特徴まとめ
| エージェント名 | 地方拠点数 | リモート比率 | 支払いサイト | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| PE-BANK | 13拠点 | 多数あり | 約40日 | 分配率85〜92%公開。地方大手案件に強い。 |
| IT求人ナビ | 7拠点 | 豊富 | 30日 | 平均単価60万。地方拠点での実務研修あり。 |
| クラウドテック | 3拠点 | 約70% | 15日 | 週2〜3日案件が豊富。実績作りにも適す。 |
| レバテック | 3拠点 | 豊富 | 15日 | 業界最大級。平均年収862万。高単価に強み。 |
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地方在住者がリモート案件の面談(選考)を通過するためのポイント
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地方に住みながら東京のクライアントと契約を結ぶためには、技術スキル以外にも「リモートならではの懸念」を払拭するセルフアピールが必要です。
テキストコミュニケーション能力の可視化
リモート環境での業務は、SlackやMicrosoft Teams、Notion、GitHubなどを用いたテキストベースのやり取りが中心となります。
面談時には、これらのツールを使いこなし、いかに円滑かつ能動的に情報の共有ができるかを示すことが重要です。
具体的には、過去のプロジェクトにおけるIssueの管理方法や、ドキュメント化の習慣、あるいは面談前の迅速なレスポンスを通じて、担当者に「この人なら離れていても安心して任せられる」と確信させることが、選考通過の可能性を高めます。
自宅のリモートワーク環境(セキュリティ・回線速度)のアピール
企業側が地方フリーランスを雇用する際の懸念点の一つに、情報漏洩や回線トラブルによる業務遅延のリスクがあります。
これを先回りして潰すために、自身の作業環境を具体的にアピールしてください。
「光回線の速度実績(上下○○Mbps)」「有線LAN接続の有無」「PCのセキュリティ対策状況」「WEBカメラやマイクなどの備品状況」などをスキルシートの備考欄に記載する、あるいは面談で自ら伝えることが有効です。
物理的な距離を感じさせない安定したインフラを整えていることは、地方フリーランスにとって一つの重要な「実績」となります。
よくある質問(FAQ)
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地方からのフリーランス活動に関して、多くの方が抱く疑問にお答えします。
- Q地方在住だと交通費は自己負担になりますか?
- A
案件の契約条件によりますが、フルリモート案件の場合、通常は移動が発生しないため交通費の支給はありません。しかし、ハイブリッド型などで月数回の出社が求められる場合、エージェントを通じて交通費の実費、あるいは一定額までの補助をクライアント側に交渉できるケースがあります。Midworksのように、月3万円までの交通費支給を福利厚生として備えているエージェントを活用するのも一つの手です。
- Q未経験からでも地方でフリーランスとして案件は取れますか?
- A
完全に実務未経験からの独立は、居住地に関係なく難易度が高いのが現実です。しかし、IT求人ナビ フリーランスのように、地方拠点で最大3ヶ月の実務研修付き就職支援を行っているサービスを利用し、まずは正社員として実績を積んでからフリーランスへ転向するというステップを踏むことが、最も確実な道となります。また、クラウドテックは未経験者や駆け出しの方が実績を作るための案件も扱っているため、小規模な案件からスタートし、徐々に単価を上げていく戦略も有効です。
まとめ

かつては「ITで稼ぐなら東京へ行くしかない」と言われた時代もありましたが、現在はエージェントを賢く活用することで、地方に住みながら都市部と同等、あるいはそれ以上の好条件で働くことが十分に可能です。
地方で安定して活動を続けるためのポイントは以下の通りです。
悩んでいる間にも、好条件のリモート案件は他のエンジニアに埋まってしまいます。
まずは紹介した3〜4つのエージェントに複数登録し、今のあなたのスキルが地方にいながらいくらで売れるのか、プロのカウンセラーに無料相談することから始めてみてください。
その第一歩が、場所にとらわれない自由な働き方を実現させる起点となります。
また、地方に強いエージェントを探している人に向けて、こちらの記事で10社まとめて比較しているので参考にしてみてください。
→ 地方向け「ITフリーランスエージェント」TOP10はこちら







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